
実家が空き家になったら、まず知っておきたいこと

結論から言うと、実家の空き家は「早めに方針を決める」ことが何より重要です。売却するにしても、貸すにしても、あるいはしばらく空き家のまま維持するにしても、判断が遅れるほど選択肢は狭まっていきます。
空き家を放置するとどうなる?
空き家を放置すると、主に次のようなリスクが生じます。
- 固定資産税の負担増:適切な管理がされず「特定空家等」に指定されると、住宅用地の固定資産税の軽減特例が受けられなくなり、税負担が大幅に上がる場合があります。
- 老朽化・倒壊のリスク:人が住まなくなった家は換気や通水が行われず、想像以上に早く傷みます。台風や積雪の際の倒壊・部材飛散のリスクも高まります。
- 近隣トラブルの原因に:庭木の越境、害獣の侵入、景観の悪化などから、近隣とのトラブルに発展するケースもあります。
水戸市・ひたちなか市・那珂市の空き家の現状
総務省「令和5年住宅・土地統計調査」(e-Stat:市区町村別空き家数)によると、空き家率(別荘等の二次的住宅を含む)は水戸市が18.0%(空き家数26,880戸)、ひたちなか市が12.5%(同9,440戸)、那珂市が9.9%(同2,310戸)となっており、全国平均の13.8%と比べると、水戸市は上回り、ひたちなか市・那珂市は下回る水準です。水戸市は旧市街地や郊外の一戸建てを中心に空き家化が進む一方、ひたちなか市・那珂市は比較的空き家の少ないエリアといえます。
とはいえ、いずれのエリアも「売れない」わけではありません。むしろ地域の需要を理解した売り方をすれば、着実に買い手を見つけられるケースがほとんどです。
相続した実家を売却するまでの流れ(6ステップ)

実家の売却は、一般的な不動産売却に「相続」の手続きが加わる分、次のような流れになります。
- 相続人の確定・遺産分割協議:戸籍謄本などで相続人を確定し、誰が実家を相続するかを話し合います。兄弟姉妹など相続人が複数いる場合、「誰が名義人になるか」「売却代金をどう分けるか」で意見がまとまらないケースも少なくありません。この段階で認識をすり合わせておくと、後の手続きがスムーズになります。
- 相続登記:相続人の名義に登記を変更します。法務省の案内によると、2024年4月1日から相続登記が義務化されており、相続を知った日から3年以内に登記をしないと、正当な理由がない限り10万円以下の過料の対象となる可能性があります。
- 物件調査・査定依頼:建物の状態や境界、権利関係を確認し、不動産会社に査定を依頼します。
- 売却方法の選定:仲介・買取・空き家バンクなど、状況に合った方法を選びます(詳しくは次章)。
- 契約・引き渡し:買主が決まったら売買契約を結び、引き渡しを行います。
- 確定申告:売却して利益(譲渡所得)が出た場合は、翌年に確定申告が必要です。
名義が亡くなった親のままでは売却できないため、②の相続登記は必ず先に済ませておく必要があります。なお、この一連の手続きは、委任状の取り交わしや郵送・オンラインでのやり取りを活用すれば、水戸市・ひたちなか市まで頻繁に足を運べない遠方在住の方でも進めることができます。現地での立ち会いが必要な場面は限られているため、まずは「何から始めればいいか」を私たちLIXIL不動産ショップのような地元の不動産会社に相談してみることをおすすめします。
売却方法は3つ|仲介・買取・空き家バンクの違いと選び方

実家(空き家)の売却方法には、主に次の3つがあります。
- 仲介:不動産会社が買主を探してくれる方法です。時間はかかりやすいものの、市場価格に近い金額で売却しやすいのが特徴です。
- 買取:不動産会社が直接買い取る方法です。現況のまま、比較的短期間で売却できますが、仲介に比べて価格は下がる傾向があります。
- 空き家バンク:水戸市・ひたちなか市など各自治体が運営する制度で、移住・二拠点居住などを希望する方とのマッチングを図るものです。成約まで時間がかかることもありますが、地域外の方に興味を持ってもらいやすいのが利点です。
「早く手放したい」「遠方に住んでいて何度も現地に来られない」という方は買取、「多少時間がかかっても市場価格に近い金額で売りたい」という方は仲介、「古い実家を活かしてくれる移住者に譲りたい」という方は空き家バンクの活用も検討する価値があります。どの方法が合うかは、実家の状態や希望のスケジュールによって変わるため、複数の選択肢を併せて相談するのがおすすめです。
実家(空き家)売却でかかる税金と使える控除

実家を売却して利益(譲渡所得)が出ると、譲渡所得税がかかります。ただし、相続した空き家には税負担を軽くする特例がいくつか用意されています。
- 相続空き家の3,000万円特別控除:国税庁 No.3306によると、一定の要件を満たす相続空き家を売却した場合、譲渡所得から最高3,000万円(相続人が3人以上の場合は2,000万円)を控除できる特例です。2026年7月時点で、この特例の適用期限は2027年12月31日までとされています。要件は細かく定められているため、対象になるかどうかは事前の確認が必要です。
- 取得費加算の特例:相続税を納めた方が、一定期間内に相続財産を売却した場合に使える特例です。相続空き家の3,000万円特別控除とは併用できず、どちらか有利な方を選ぶ形になります。
- 固定資産税・維持管理費用:売却が決まるまでの間も、固定資産税や火災保険料、草刈り・清掃などの管理費用は発生し続けます。
- 売却時にかかる諸費用:宅地建物取引業法第46条・国土交通省告示に基づき、仲介で売却する場合の仲介手数料は「売却価格×3%+6万円(+消費税)」が上限の目安です(売却価格400万円超の場合)。建物の解体を行う場合、木造一戸建てで坪当たり3万〜5万円程度が一般的な目安とされていますが、建物の規模や立地、廃材の量によって変動するため、正確な金額は解体業者の見積もりで確認する必要があります。
税金の特例は要件や計算方法が複雑なため、この記事の内容だけで判断せず、税理士や税務署への確認をおすすめします。
水戸市・ひたちなか市エリア別 実家売却のポイント

「実家がいくらで売れそうか」は、立地・築年数・建物の状態によって大きく変わるため一概には言えませんが、大まかな目安として、直近の取引データでは水戸市の中古一戸建ての売却価格相場は約2,000万円、ひたちなか市は約1,499万円となっています(いずれも中央値、地域全体の平均的な目安であり、個別の物件価格を保証するものではありません)。ご実家の正確な価格を知りたい場合は、無料査定で実際の状態を踏まえた金額を確認することをおすすめします。
- 水戸市(内原・赤塚・千波など):内原地区は水戸市西部に位置し、道路網の整備が進み新興住宅地としての需要もあるエリアです。赤塚は水戸駅にも近く商業施設が充実しているため利便性を評価されやすく、千波は千波湖に近い落ち着いた住宅街として人気があります。エリアごとの強みを押し出した紹介文にすることで、買主に響きやすくなります。
- ひたちなか市(勝田・那珂湊など):勝田地区はひたちなか市の中心部で、企業関連の住宅需要が根強いエリアです。那珂湊は港町ならではの雰囲気があり、海の近さを好む層に一定のニーズがあります。
- 那珂市:水戸市・ひたちなかへの通勤圏として、広めの敷地の戸建てが多いエリアです。前述の通り空き家率は9.9%と3市の中で最も低く、比較的住み替え・売買が動きやすい地域といえます。
地区ごとの特徴を理解した上で売り出すことで、「なんとなく古い実家」ではなく「このエリアだからこそ選ばれる住まい」として買主に伝わりやすくなります。
高く・早く売るために押さえておきたいポイント

- 家財整理・解体は慎重に判断する:解体してから売り出す方が良いケースもあれば、古家付き土地のまま売り出した方が良いケースもあります。買主が自分で解体・リフォームしたい場合もあるため、解体前に私たちのような地元の不動産会社へ相談するのがおすすめです。遠方に住んでいて家財整理に何度も足を運べない方向けに、LIXIL不動産ショップでは片付けサービスもご案内しています。
- 地元事情に強い不動産会社を選ぶ:同じ水戸市・ひたちなか市でも、地区によって相場や需要の傾向は異なります。相談先を選ぶ際は、「対応エリア(水戸市・ひたちなか市・那珂市など)に実店舗を持ち、地区ごとの相場に詳しいか」「仲介・買取・賃貸管理まで複数の選択肢を提案してくれるか」「空き家バンクなど自治体制度にも精通しているか」を確認すると、判断の目安になります。LIXIL不動産ショップは、この3つの条件をいずれも満たしています。
LIXIL不動産ショップに実家売却を相談するメリット

「地元の不動産会社は数多くあるが、どこに相談すればいいか分からない」「税金や控除で損をしたくないが、自分で調べきれるか不安」——実家の売却相談でよく伺うのが、こうした声です。
LIXIL不動産ショップは、水戸市・ひたちなか市・那珂市エリアで、賃貸・売買・賃貸管理・売却査定までワンストップで対応してきました。実家(空き家)の売却では、「売る」だけでなく「一定期間貸してから売る」「一部をリフォームして売る」といった選択肢を組み合わせたご提案も可能です。家財整理にお困りの場合は片付けサービスもご利用いただけるため、遠方にお住まいで何度も現地に来られない方でも、片付けから売却までまとめてご相談いただけます。前述の税金の特例についても、判断に迷う場合はあわせてご相談いただけます。
地域に根ざして日々の相談を受けてきた実績をもとに、遠方にお住まいの方にも、それぞれのご事情に合わせた売却プランをご案内しています。まずは無料査定から、お気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)

Q1. 実家の名義が親のままでも売却できますか?
いいえ、名義人本人以外は売却の手続きを進められません。相続人全員での遺産分割協議を経て相続登記を行い、名義を相続人に変更してから売却する流れになります。
Q2. 相続放棄した実家はどうなりますか?
相続放棄をすると実家の所有権も手放すことになるため、自分で売却することはできません。他に管理する相続人がいない場合の対応については、家庭裁判所や専門家に相談することをおすすめします。
Q3. 遠方に住んでいても売却手続きはできますか?
委任状の活用や郵送でのやり取り、オンライン相談などを組み合わせれば、水戸市・ひたちなか市まで頻繁に来られない場合でも手続きを進めることは可能です。現地の片付けが必要な場合は、片付けサービスを行っている不動産会社に相談すると対応がスムーズです。私たちLIXIL不動産ショップでも片付けサービスをご案内しています。
Q4. 相続登記をしていない場合、罰則はありますか?
法務省の案内の通り、2024年4月1日から相続登記が義務化されており、相続を知った日から3年以内に登記をしないと、正当な理由がない限り10万円以下の過料の対象となる可能性があります。心当たりのある方は早めの確認をおすすめします。
まとめ

実家の空き家は、放置すればするほど税負担や老朽化のリスクが大きくなっていきます。とはいえ、「何から手をつければいいのか分からない」「遠方に住んでいて思うように動けない」「兄弟とどう話を進めればいいか」など、抱えている悩みは一つではないはずです。長年家族で過ごした家であれば、手続きや条件面だけでなく、気持ちの整理に時間がかかることも少なくありません。
水戸市・ひたちなか市・那珂市で実家の売却先が決まらず悩んでいる方は、どうか一人で抱え込まず、まずは地域の事情を知る不動産会社に話してみてください。LIXIL不動産ショップでは、実家や空き家の片付け、売却方法の選び方まで、一つひとつの工程をお客様のペースに合わせて丁寧にご説明しながら進めています。遠方にお住まいの方には、来店の負担が少ない相談方法もご案内できますので、「まだ決めていないけれど、話だけ聞いてみたい」という段階でも構いません。まずは無料査定で、ご実家の状況とこれからの選択肢を一緒に整理するところから始めてみませんか。
