立地条件にこだわった結果、周辺環境や設備を見落として失敗!
駅から近くて便利なのはいいけれど、住んでみたら「大通り沿いなので夜酔っぱらいがうるさい」「学生街なので夜騒がしかった」「都心なので物価が高い」といった失敗談も多々耳にすることがあります。お部屋だけでなく、駅までの道を自分の足で歩いたり、周辺の夜の様子を確認しておくと、より納得がいく住まいが手に入ります。引越し後の生活スタイルを想像し、必要な施設をリストアップするなどしておくといいでしょう。
住みやすさを重視した結果、立地条件が悪かった...失敗した~!
部屋の中での生活のしやすさを優先した結果、立地条件に不満が残ることもあります。このケースは「閑静な住宅街にあるので静か」「3駅利用可」といった言葉に引かれて契約した人に多いケースです。立地条件を事前にしっかり確認しておかないと「駅から遠い」「職場が遠い」「実際3駅利用はできるけれど、どの駅も近くなかった」「最寄駅までのバスがなかなか来ないので、通学・通勤に余分な時間がかかってしまう」といったことが起きてしまいます。通学・通勤のしやすさ等の立地条件を考慮することは、現代のお部屋探しにとってマストのようです。
気に入ったポイントに気を取られ、他の設備の不便さに入居後気付いた …
気に入ったポイントがあり契約したけれど、引越してみたらほかの部分が「使いづらい…」と後悔することもあります。例えば「ロフトが気に入ったけれど、仕事が忙しくて、疲れて帰ってそのまま床のラグで寝てしまう」「水まわりが充実していて自炊には最適!でも収納が狭くて荷物が出しっぱなしになってしまう」「最上階で広いけれど、日当たりがよく部屋の中が暑い」「オートロックが安心だと思っていたが、幹線道路に面していて騒音に悩む」などの事例が挙げられます。
これらの失敗をしないために『条件に優先順位をつける』『 最低限の妥協ラインをあらかじめ決める』ことで失敗を未然に防ぎましょう。
内見時に見落としがちな設備としては「キッチンが狭い」「収納が狭い」「洗濯機置き場が外」「家賃が安いが冷暖房が無い」「水まわりの動線が使いづらい」「天井が高く冬寒い」「ユニットバスが使いにくい」「防犯面が不安」ということが挙げられています。また「置きたい家具・家電がうまく置けなかった」といったこともあるようなので、内見時には置き場所の確認ができるようメジャーがあると便利です。
人によって気になる部分は異なるので、自分の生活パターンを考えて「どんなお部屋でどんな生活スタイルを送りたい」のかを明確に想像して、優先順位をつけるとよいでしょう。
住んでから騒音などが気になることが判明した
条件面はバッチリなのに住んでみたら上階や隣の部屋、近くの幹線道路の音が気になって眠れない…といったこともあります。よくある事例としては「上階の足音や生活音」「隣室の音楽やドアの開け閉めなどの生活音」「幹線道路のトラックが走る音」「近くに消防署がありサイレンの音がうるさく落ち着かない」などがあります。中には「トイレを流す音」や「階段を上る音」が気になってしまうこともあるようです。
騒音の失敗を防ぐには、内見時に共用部分に騒音に関する注意喚起の掲示があるかをチェックしてみて、詳細が気になる場合は過去の騒音トラブルの履歴がないかを仲介業者へ確認するなど、地図や現地で周りに騒音の原因となるもの(幹線・高速道路や線路、公園など)があるかを事前に確認することで失敗しないお部屋探しにつながります。騒音に関しては、音の気になり方に個人差があるため「集合住宅だから」と割り切ることも大切です。多少の生活音は許容する気持ちをもって、お部屋探しをしてみましょう。