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『新築』賃貸物件のメリット・デメリット

新築の賃貸物件は最新の設備をそなえていて、清潔感がありとても魅力的です。一方で、新築の賃貸物件ならではのデメリットもあります。今回は借りる前に知っておきたい新築賃貸のメリット・デメリットや新築の賃貸物件の探し方について紹介します。

『新築』賃貸物件のメリット・デメリット

『新築』賃貸物件のメリット・デメリット

『新築』賃貸物件のメリット・デメリット

メリット

1.建物の性能が高い

築年数の経った賃貸物件と比べ建物自体の性能が高く、よりよい住環境である可能性が高いです。 近年、ZEH(ゼッチ)(※)仕様の賃貸物件も増えており、省エネ性や断熱性といった建物の性能についてグレードの高いものが多くなっています。(※ZEH(ゼッチ):Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略。生活で消費するエネルギーよりも、創出するエネルギーの方が大きい省エネ住宅)

2.設備も最新

新築の賃貸物件には設備も新しいものが採用されており、需要のある人気の設備が搭載されている点は新築ならではのメリットです。前出のZEH賃貸であれば、太陽光パネルを搭載して自家発電システムを導入していたり、蓄電池を備えていたりするので防災時にも役立ちます。

3.同じ物件の中での選択肢が豊富

建物内の入居者を一斉に募集するため、1つの建物の中で自分好みの間取りの部屋を選ぶことができます。自分に合う最適な部屋を見つけられる可能性が高くなります。

4.同時期に入居する安心感

前出のとおり「同時に募集される=入居者の入居開始時期が重なる」ことになります。一斉に同じ場所で新生活をスタートする居心地の良さもメリットの1つといえます。ある程度築年数の経過した物件は独自のルールやトラブルなどがすでに発生している可能性もありますが、新築の場合はそのような心配がありません。

デメリット

1.賃料が高い

新築の賃貸物件は、築年数の経った物件より人気が高い分、賃料も高く設定される傾向があります。築10年以上経過した物件より新築の賃料が高くなるのはもちろんのこと、築浅物件と比較しても新築の方が賃料は高くなるのが一般的です。また毎月かかる賃料以外にも、初回契約時には敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用も必要になります。新築賃貸の場合は、初期費用を抑えなくても入居を希望する人が多くいる可能性がありますので、契約時に相場程度またはそれ以上の初期費用がかかるものと考えておきましょう。

2.内見ができない

新築の場合、建築途中で入居者を募集することが多く、ポータルサイトなどに掲載される画像が間取図と外観のみなどで内観写真が少ない傾向があります。実際に部屋の中を確認できないことも多いため、入居後に想像していた部屋との違いに悩むことも考えられます。契約後に後悔しないために内見できなくても、現地に足を運び、建物や周辺環境を確認しておくのは大事です。その際は仲介会社の営業担当者に相談し、現地に同行してもらうことも可能です。

3.選択肢が少ない

立地や条件にこだわり過ぎると必然的に新築の賃貸物件は限られてしまいます。「新築」を最優先条件として部屋探しをする場合は、他の条件を見直さなければならない時もあります。特に立地は駅周辺には既に好立地の物件があることが多いので、立地と新築にこだわりすぎると自ずと物件数は少なくなります。

新築物件を探す際のポイント

新築物件を探す際のポイント

決断は早めにしよう

新築に限らず、人気の物件は他の人に先に契約をされてしまうことがよくあります。長く検討していると他の人に先に申し込まれてしまうこともあるので、気に入った物件が見つかったら、なるべく早めに決断するといいでしょう。

繁忙期を避けて部屋探しを

引越しの繁忙期である3・4月に向け、2・3月に入居者の募集開始をする賃貸物件が多く、新築物件もこの2・3月の繁忙期に入居者の募集をするものが多いです。繁忙期は物件の選択肢が多い半面、新築物件は人気で賃料設定も割高なものが多くなります。物件探しは、選択肢の多さを重視するのであれば繁忙期の2・3月に、低コストを優先するなら7・8月の閑散期が狙い目です。