平均通勤時間の計り方
通勤時間は、自家用車で運転する時間・公共交通機関の移動時間だけでなく、前後の移動も含めた所要時間を把握した上で計ることが大切です。つまり「ドアtoドア」という考え方(自宅のドアから目的地のドアまでにかかる時間)で計ると良いでしょう。
<例>出勤ルート:【自宅~公共交通機関~会社】の場合
自宅のドアを出て徒歩でバス停へ→バスに乗り最寄りの駅へ→電車で会社の最寄りの駅へ→会社の最寄りの駅から徒歩で会社へ→到着しオフィスがある階までエレベーターを利用→オフィスのドアに到着
「このように公共交通機関を利用していない時間も考えてシミュレーションすることがより細かく正確な通勤時間を考えることにつながります。
通勤方法別 お部屋探しのポイント
電車通勤の方へ
駅に近い賃貸物件がおすすめです。家から駅までの距離が近ければ近いほど、トータルの通勤時間を短縮することができます。しかし駅から近い物件は需要も高く家賃が比較的高い傾向があります。家賃を抑えたい場合は、最寄駅まで自転車やバスで向かう方法もあります。
車通勤の方へ
渋滞しにくいエリアや道路状況を把握した上でお部屋探しをするのがおすすめです。 例えば、幹線道路や高速道路は平日朝と夕方のラッシュ時の渋滞が発生しやすいです。混み合う道路から離れた場所を選んだり、混み合う時間帯や渋滞が起きたときに別の通勤ルートがあるかなどを確認しておくと良いです。また出勤時・退勤時の渋滞情報を事前に理解しておくことで都心部から離れた地方の物件でも快適に通勤することが可能になります。特に地方の方が家賃は都心部に比べて安いため、費用面の負担も少なくお部屋探しの選択肢も多くなります。
通勤時間以外の確認しておくポイント
通勤時間以外にもお部屋探しの際に確認しておくとよいポイントがあります。
自宅~最寄駅までの距離・ルート
公共交通機関で通勤する場合、自宅~最寄駅までの距離とその時間も考慮すると良いでしょう。物件資料記載の「駅徒歩〇分」は、80mを1分で換算した時間で記載されています。そのため、信号待ちや坂道など実際の道路状況は考慮されていません。
また人通りが多いことで到着まで時間を要するケースや日中は人通りが多いのに夜は街灯が少なく暗い道になるケースなど事前に確認が必要です。お部屋探しの際は、物件から最寄駅まで実際に歩いてみることで駅周辺の雰囲気や駅までの距離、時間を目で見て確認することをおすすめします。
乗り換え回数
自宅の最寄駅~会社の最寄駅までの「乗り換え回数」も確認しておきましょう。できるだけ乗り換え回数は少ないほうが通勤時間短縮になるので「乗り換えがない駅」に近い物件を選ぶことがおすすめです。
電車で座れるか
通勤時に電車に座れるかどうかは「始発駅からの近さ」が影響します。座って通勤するのと立ったまま通勤するのは体への負担が大きく変わります。会社までの少し距離があっても、あえて始発駅近くの物件を選ぶというのも1つの方法です。電車通勤で座りたいという考えの方は、ぜひ検討してみてください。