
水戸市の移住支援金とは|令和8年度の支給額と対象要件

水戸市移住支援金は、東京圏から水戸市へ移住する方の生活基盤づくりを後押しする制度で、単身世帯60万円、2人以上世帯100万円、さらに18歳未満の世帯員を帯同する場合は1人につき100万円が加算されます(出典:令和8年度 水戸市移住支援事業について(住宅政策課))。たとえば夫婦と子ども1人の3人世帯であれば、条件を満たせば合計200万円の支給対象になり得る計算です。
対象となるのは、東京23区に1年以上在住していた方、または東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)に住みながら東京23区へ通勤していた方で、水戸市へ転入したうえで次のいずれかに該当する必要があります。
- 茨城県が移住支援金の対象として登録している企業へ、転入後に無期雇用で新たに就業し、3ヶ月以上勤務を継続する
- 茨城県の地域課題解決型起業支援事業などを活用して起業する
- 週20時間以上のテレワークを継続する(転入前と同じ勤務先に勤務し続けるケースも対象になり得ます)
- 茨城県が定める「関係人口」要件を満たす
「関係人口」要件は市町村ごとに細かい規定があり、当社で一律にお答えできる内容ではありません。ご自身が該当するかどうかは、水戸市住宅政策課(電話029-232-9222)または茨城県の移住支援金窓口に直接確認することをおすすめします。テレワークでの移住を考えている方も、実家近くへのUターンを考えている方も、まずはこの4要件のどれに当てはまりそうかを整理しておくと、その後の相談がスムーズになります。
令和8年度の申請期間と「まだ間に合うか」の確認方法|予算上限に注意

結論として、令和8年度の交付申請受付期間は令和8年4月1日から令和9年2月10日までですが、予算額に達した場合は期間の途中でも受付を締め切ることがあると水戸市公式サイトに明記されています(出典:令和8年度 水戸市移住支援事業について(住宅政策課))。つまり「期間内だから大丈夫」とは言い切れず、申請を検討している方は早めに動くほど安心です。
もう一つ重要なのは、転入の前日までに「移住支援金移住前相談票」を必要書類とともに水戸市へ提出しておくことが、支給を受けるための必須要件になっている点です。すでに転入してしまってから「相談票を出していなかった」と気づくケースは避けたいところで、これから転入を予定している方は特に注意が必要です。すでに水戸市に転入済みで期限が気になっている方は、まず自分がいつまでに交付申請すればよいかを確認し、相談票の提出が済んでいるかどうかを住宅政策課に確認することを優先してください。
なお、本記事の情報は執筆時点(2026年9月)の水戸市公式サイトの記載にもとづいています。予算の残額や要件の細部は今後変わる可能性があるため、申請を検討する段階では必ず水戸市住宅政策課の最新情報をご確認ください。制度の審査・交付は水戸市住宅政策課の窓口業務であり、当社で制度内容の詳細をご案内することはできませんが、住まい探しに関するご相談は当社までお気軽にお問い合わせください。
申請の流れと必要書類|移住前相談から交付までのステップ

移住支援金の手続きは、大きく分けて「移住前の相談」「転入」「交付申請」「審査・支給」という4つの段階で進みます。
- 移住前相談票の提出:転入前日までに、必要書類(就業先の証明書類や誓約書など、該当する要件に応じて異なります)を添えて水戸市へ提出します。
- 水戸市への転入:住民票を水戸市に異動します。
- 交付申請:転入後3ヶ月以上1年以内に、住宅政策課へ交付申請書と必要書類を提出します。申請期限を過ぎると原則として支給を受けられなくなるため、カレンダーに期限を控えておくと安心です。
- 審査・支給:市による審査を経て、要件を満たしていることが確認されると支給されます。
必要書類は要件(就業・起業・テレワーク・関係人口)によって異なり、雇用証明書、テレワークの実施状況が分かる書類、世帯全員の住民票など多岐にわたります。書類の細部は変更される可能性があるため、最新の必要書類一覧は必ず水戸市住宅政策課または公式サイトの最新ページでご確認ください。書類集めに不安がある方は、早い段階で一度相談の予約を入れておくと、直前になって慌てずに済みます。
移住支援金だけじゃない|水戸市の住宅取得・子育て世帯向け補助金まとめ

移住支援金に加えて、水戸市には住宅取得やリフォームを後押しする複数の補助金があります。特に子育て世帯が住宅購入を検討する際に押さえておきたいのが「水戸市子育てまちなか住宅取得補助金」です。
水戸市子育てまちなか住宅取得補助金は、基本額として住宅・土地の取得費用の2%(上限30万円)が支給され、さらに条件に応じて次の加算が上乗せされます(出典:水戸市子育てまちなか住宅取得補助金(住宅政策課))。
- 多子世帯加算:対象児童が2人以上の場合、2人目以降1人につき10万円
- 空き地・空き家加算:対象区域内の空き地・空き家を取得した場合10万円
- 転入者加算:市外から直接転入した場合10万円
対象区域は、三の丸・五軒・新荘・常磐小学校区のうち、水戸市の立地適正化計画で定める「居住誘導区域」に限られます。受付期間は令和8年4月1日から11月30日までですが、こちらも予算額に達すると期間内でも締め切られる可能性があり、住宅取得日から1年以内に申請する必要があります。
空き地・空き家加算の対象となる中古住宅や空き家付きの土地を検討する場合、相続や名義の整理など事前に確認しておきたい論点もあります。実家を含めた空き家の売却を検討されている方は、こちらの記事も参考にしてください。
>>水戸市・ひたちなか市で実家(空き家)を売却するには?相続の手続き・税金・売却方法を解説
このほか、次のような住宅関連補助金も用意されています。
- 水戸市安心住宅リフォーム支援補助金:リフォーム費用の10分の1(上限10万円)を補助する制度で、外壁塗装・屋根塗装・水回り改修などが対象です。年2回、抽選で対象者が決まる仕組みで、後期の受付期間は令和8年8月17日から9月10日までとなっています(出典:水戸市安心住宅リフォーム支援補助金(住宅政策課))。この記事をご覧いただいているタイミングによっては、すでに当該回の受付が終了している可能性が高いため、次回募集の時期については必ず水戸市公式サイトでご確認ください。
- 水戸市戸建て賃貸住宅若者夫婦・子育て世帯住みかえ支援補助金:居住誘導区域内の戸建て賃貸住宅への住みかえを支援する新しい制度で、家賃の一部として最大2万円/月、最大60ヶ月(総額最大120万円)が補助される予定です。令和8年10月1日から令和9年1月29日までの受付が予定されていますが、対象要件などの詳細は「決まり次第お知らせします」とされ、執筆時点ではまだ確定していません(出典:水戸市戸建て賃貸住宅若者夫婦・子育て世帯住みかえ支援補助金(住宅政策課))。この制度の利用を検討する場合は、受付開始が近づいた頃に改めて公式サイトを確認することをおすすめします。
移住支援金と住宅取得補助金は併用できる?確認すべきポイント

移住支援金と子育てまちなか住宅取得補助金の併用可否について、当社として断定的にお答えすることはできません。両制度とも「転入」「住宅取得」といった要件が絡み合うため、具体的な世帯状況によって扱いが変わる可能性があり、最終的な判断は水戸市住宅政策課への確認が必要です。
確認しておきたいポイントは主に次の2つです。
- 申請窓口が同じ住宅政策課であっても、申請書類・審査のタイミングは別々であること。移住支援金の交付申請(転入後3ヶ月〜1年以内)と、住宅取得補助金の申請(住宅取得日から1年以内)は期限の起算点が異なるため、スケジュールを混同しないよう注意が必要です。
- 転入と住宅取得の前後関係によって、転入者加算などの適用可否が変わる場合があること。
「移住してから家を探すべきか、家を決めてから転入すべきか」という順番で悩む方も多いのですが、これは世帯ごとの事情によって最適な順序が変わってきます。当社にご相談いただければ、物件探しのスケジュールと合わせて「この時期に転入・取得するとどちらの制度の期限にも間に合いそうか」を一緒に整理することは可能です。ただし補助金の可否そのものの最終判断は、必ず水戸市住宅政策課にご確認いただくようお願いしています。
水戸市のエリア別にみる住宅取得と補助金活用のイメージ|内原・千波・赤塚・佐和など

水戸市子育てまちなか住宅取得補助金の対象区域は「三の丸・五軒・新荘・常磐小学校区内の居住誘導区域」に限定されているため、検討しているエリアが対象区域に含まれるかどうかで、活用できる補助金の組み合わせが変わってきます。
千波・赤塚エリアは、水戸駅周辺の中心市街地に比較的近く、対象区域である常磐・新荘小学校区に近接する町名も含まれますが、対象区域の線引きは町丁目単位で細かく定められているため、「千波だから対象/対象外」と一律には言えません。実際の対象町名については、水戸市住宅政策課へ直接確認するか、公式サイトに掲載されている対象区域一覧表で照合する必要があります。
内原エリアは、水戸駅からやや西側に位置し、内原駅周辺の宅地開発が進んでいるエリアです。子育て世帯からの住宅相談も多いエリアですが、水戸市が公表している対象町名一覧(三の丸・五軒・新荘・常磐小学校区)を確認したところ、内原地区はこの対象区域には含まれていません。そのため、内原エリアで住宅を取得する場合、子育てまちなか住宅取得補助金は対象外となります(対象区域は町丁目単位で見直される可能性もあるため、最新の対象区域は水戸市住宅政策課の公式情報でご確認ください)。内原エリアの子育て環境や、内原で使える他の子育て支援制度については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
>>水戸市内原の子育て環境ガイド|保育園・学校・支援制度を徹底解説
佐和・勝田エリアは、実は水戸市ではなく隣接するひたちなか市に位置するエリアです(佐和駅・勝田駅ともにひたちなか市内)。当社は水戸市とひたちなか市の両エリアを担当しているため、通勤・通学の利便性からこのエリアを検討される方も少なくありませんが、本記事で解説した水戸市の各補助金は、原則として水戸市内の住宅取得・転入が対象です。ひたちなか市側にお住まいを検討されている場合は、ひたちなか市独自の補助制度を確認する必要があります。エリアをまたいで比較検討したい方は、当社にご相談いただければ、それぞれのエリアの特徴や制度の違いを踏まえた物件探しのお手伝いが可能です。
水戸市で住まい探しをするなら|LIXIL不動産ショップが物件探しをサポート

補助金の審査・交付は水戸市住宅政策課が担う業務であり、当社で審査結果をお約束したり、交付の可否を判定したりすることはできません。当社がお手伝いできるのは、対象区域やエリアの特性に合わせた物件探しのサポートです。
具体的には、「特定の区域内で中古住宅を探したい」「内原エリアで新築・中古を比較したい」「ひたちなか市との境界エリアも含めて検討したい」といったご相談に対して、地域の地図や町丁目の情報と照らし合わせながら候補物件をご提案しています。
来店でのご相談はもちろん、オンラインでの物件相談にも対応しています。まずは希望のエリア・予算感を整理したいという段階でも、お気軽にお問い合わせください。
まとめ

水戸市の移住支援金は令和8年度も継続実施されており、単身世帯60万円・2人以上世帯100万円・子ども加算100万円という支給額の枠組みは変わっていません。子育てまちなか住宅取得補助金や安心住宅リフォーム支援補助金など、住宅取得・リフォームを後押しする制度も並行して用意されています。一方で、いずれの制度も予算上限に達すれば期間内でも受付が終了する可能性があり、対象要件や必要書類の細部は今後変更される可能性もあります。「今の情報がどこまで最新か分からない」という不安を感じたら、まず水戸市住宅政策課の公式サイトで最新の受付状況を確認し、そのうえで住まい探しの部分は地域密着の不動産ショップに相談する、という役割分担が安心です。
住まい探しからのご相談は、こちらからどうぞ。
よくある質問(FAQ)

Q1.水戸市の移住支援金はいくらもらえますか?
単身世帯は60万円、2人以上世帯は100万円が基本額です。さらに18歳未満の世帯員を帯同する場合は、1人につき100万円が加算されます(令和8年度時点の情報のため、最新の支給額は水戸市住宅政策課でご確認ください)。
Q2.水戸市の移住支援金はまだ申請できますか?
令和8年度の受付期間は令和8年4月1日から令和9年2月10日までですが、予算額に達した場合は期間内でも受付を締め切ることがあります。期限まで余裕があると思わず、早めに水戸市住宅政策課へ現在の受付状況を確認することをおすすめします。
Q3.移住支援金の対象になる条件は何ですか?
東京23区に1年以上住んでいた方、または東京圏から東京23区へ通勤していた方が、水戸市への転入に加えて「就業」「起業」「テレワーク」「関係人口」のいずれかの要件を満たす必要があります。あわせて、転入前日までの移住前相談票の提出と、転入後3ヶ月以上1年以内の交付申請が必要です。
Q4.移住支援金以外に水戸市で使える住宅関連の補助金はありますか?
住宅取得を後押しする「水戸市子育てまちなか住宅取得補助金」や、リフォーム費用の一部を補助する「水戸市安心住宅リフォーム支援補助金」などがあります。令和8年10月開始予定の「戸建て賃貸住宅若者夫婦・子育て世帯住みかえ支援補助金」も予定されていますが、詳細は執筆時点で未確定です。
Q5.移住支援金と子育てまちなか住宅取得補助金は併用できますか?
要件を満たせば併用できる可能性はありますが、転入と住宅取得のタイミングなど個々の状況によって扱いが変わるため、当社として一律に断定することはできません。最終的な併用可否は、必ず水戸市住宅政策課へ直接ご確認ください。
Q6.対象区域内で補助金の対象になる住宅を探すにはどうすればいいですか?
子育てまちなか住宅取得補助金は三の丸・五軒・新荘・常磐小学校区内の居住誘導区域という対象区域が細かく定められているため、区域内での物件探しは地元の不動産会社に相談すると効率的です。
